現在私は、ハンドメイドサイト『minne』で、缶バッジを販売しています。
デザインは自分で考えていますが、製作はメーカーさんに発注しています。

今月発注して製作した中に、印刷がズレている(傾いている)ものがあることがわかりました。

出来上がってきたバッジは、販売前に必ず状態を確認しています。
大きな傷がついていないか、印刷がズレていないか、安全ピンに不具合がないか…。
しかし、今まで、イラストが傾いてしまっているというところまでは気づきませんでした。

今月、在庫が少なくなってきた商品を、いくつかまとめて発注しました。
裏側の材質が、ツルツルしたものから、ちょっとザラっとして曇った感じのものに変わったため、商品写真を撮り直すことにしました。

裏側の写真を撮っていて気付いたのです…

色の境界の位置(高さ)が違う。
ずれ


ということは、表から見ると、斜めに傾いているってこと?

安全ピンを水平になるように置くと、表のイラストが反時計回りに傾いています。
今回作ったバッジを全て調べてみると、半分くらいが傾いている!

・・・・



印刷物って、必ず若干のズレや、色味の違いがあるものです。
はたしてこれは、『誤差の範囲内』と言えるズレなのか…

会社のホームページを見てみましたが、製品に不良があった場合は交換する旨の記載はありますが、細かな説明はありません。
他の製作会社のサイトを見てみると「7度以上のズレが生じている場合は初期不良として、再製作いたします」とあります。
息子の分度器を借りて、曲がっている角度を計ってみると、10度以上はズレている感じ。

自分で使うものだったら仕方ないと諦めていたかもしれないけれど、販売するものなので、やはり許せる範囲のズレではない!と思い、お客様サポートに問い合わせてみました。

メールに写真を添付して送った結果、ズレているものは着払いで返品して、新しいものに交換してもらえることになりました

ああ、しかし…
今まで販売してきたバッジの中にも、傾いてしまっていたものがおそらくあるはずです。

今までご購入くださったお客様で、この記事を読んで「私のバッジも曲がっていて、留めにくい!」ということがありましたら、交換いたしますので、minneメッセージからお知らせください。


minneのショップ内にも、お詫びのページを作成しました。

今回注文した分のバッジを全部検品し、さらに、在庫を全て検品し、販売できないと判断したものは除外しました。

品質に関する問題は、2回目です。
やはり落ち込みます…。

最初の問題は、以前頼んでいたメーカーさんで材質の変更があり、とても傷がつきやすくなってしまった出来事でした。
缶バッジの表面は、普通ツルツルして固い感じだと思うのですが、変更後は、紙のような質感になって、爪でグッと押すと、はっきり跡が残ってしまうほど。
問い合わせてみましたが、しばらくこの材質を変える予定はないとのこと。
悩んだけれど、たくさん製作してしまった後だったので、購入していただいたお客様には缶バッジカバーを一緒にお送りして使っていただくことにしました。
そして、発注は別のメーカーさんに変えることにしました。

最近は、オリジナルグッズを手軽に作れるサイトが増え、缶バッジを作れる会社もいくつもあります。
しかし、100個以上とか1000個以上という最低ロットがあって、小ロットで作れるところは限られています。

今まで、試しに何社かで作ってみたことがあるのですが、色や材質など、会社によってけっこう違うものなんですよね。
何より、『仕上がりがキレイ』というのが一番です。

注文の仕方やデータの作成方法がわかりにくかったり、支払い方法が限られていたり、利用のしやすさの問題もあって、たくさん悩んだ末、今のメーカさんに辿り着きました。
できればもう発注先は変えたくないし、大量に製造していれば、ズレが生じてしまうのは仕方ないことなのかもしれないけれど…。

全然関係ないのですが、私は印鑑を押すと、たいてい反時計回りの方向に斜めに曲がってしまうんですよね…。
丸いものは「反時計回りに回転しがち」の法則があるのかなぁなんて、くだらないことを考えつつ、これからはもっと確認作業をしっかりやっていきます。

やはり、何個もあると曲がっているものは必ずあるので、少しの傾きは許容範囲と判断させていただきますが、ご理解いただけますとありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

※その後メーカーさんから連絡があり、返品したバッジのズレは全て許容範囲内ということで、交換してもらえませんでした。
問い合わせ時の対応に関してもちょっと納得できない部分もあり、今後どうしていこう…とちょっと悩んでいます。
しばらく、売り切れで在庫がない商品があるかもしれませんが、早く再販できるように進めていこうと思います。