子育てと「発達障害」

ぜひ読んで欲しい。発達障害に関する本

自閉症ってなんだろう?発達障害ってなんだろう?
小児科の先生に頂いたパンフレットは読んでみたけれど、ナッツには当てはまらないこともけっこうあるし、これからどうやって向き合っていけばいいのだろう。。。
もう少し知識を深めていきたいと思って、まず、本を読んでみることにしました。
自閉症に関する本はたくさんあります。何から読んでいけばいいのか、正直迷います。
とりあえず、Amazonのサイトなどで検索して見て、興味を持ったものや気になったものを読み始めてみました。
これから、少しずつですが、私が読んだ本を紹介していきたいと思います。

まず初めに読んだ本

『発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート』
吉濱ツトム 著

 

 

著者・吉濱ツトムさんとは ~プロフィールから抜粋~

吉濱さんは、自身も自閉症・アスペルガーであり、コミュニケーション不全、強い不安と恐怖、激しい劣等感、虚弱体質、慢性疲労などの諸症状に苦しみました。そして、発達障害の知識の習得に取り組み、あらゆるアスペルガー改善法を研究します。
現在は発達障害カウンセラーとして、障害で悩む人たちに加え、教育、医療、企業、NPO、公的機関からの相談を受けています。この本以外にも多数の著書があります。

 

本の内容について

  • 第1章:発達障害の才能を開花させる
  • 第2章:悩み多き子育て
  • 第3章:親の心得
  • 第4章:発達障害の改善方法
  • 第5章:改善への具体例
  • 第6章:アスペルガー・ADHDの仕事の適正

第1章では、著者の生い立ちや、発達障害の分類、それぞれの障害がどういうものか、ということが紹介されています。
第2〜3章では、お母さんの悩みに寄り添いながら、子どもとどう向き合っていけばよいのか、親の意識の持ち方等について述べられています。
第4〜5章で、具体例をあげながら、改善へ向けて実際にどのようなことをしていけばいいのか紹介されています。
第6章では、発達障害のタイプ別に、適している職業を紹介しています。

感じたこと

幅広い内容になっているため、もう少し深く知りたかったな…と、物足りなく感じられる項目もありました。また、実例のモデルは、小学生以下の子どもという感じなので、中学生や高校生といったもう少し複雑で多感な年齢のケースも載せて欲しかったかも…。

発達障害とはどういうものか、という知識を深めるための本ではなく、タイトル通り、発達障害の子どもの才能を見つけて伸ばしていくためのヒントを与えてくれる。そして何より、お母さんの気持ちに寄り添っている!
子育てで悩んでいるお母さんが、前向きな気持ちを持つことができる本だと思います。

 

発達障害は、親の責任ではない

私の母は、ナッツがカンシャクを起こしているのを見ると、「わがままなんじゃないか」とか、「もっと厳しくしつけた方がいいんじゃないか」と言うことがあります。
その言葉を聞いて、私は自分の子育ては間違っていたのかと、ものすごく凹んだことがありました。
でも、この本の中で

発達障害の子どもを持つお母さんに伝えたいことがあります。どうか、自分のせいにしないでください。発達障害は脳の機能異常によるものです。愛情不足やしつけの悪さではなく、持って生まれたものなのです。

という言葉を読んで、とても救われました。もう、自分を否定しないことにしました。

そしてさらに、お母さんにも色々なタイプがあっていいと。

私は、子どもが嫌いなわけではありませんが、基本的に一人でいることが好きなので、時には子ども達から離れて自分一人の時間を持ちたいと思うことがよくあります。
それって、子どもへの愛情が足りないのだろうか。。。と、悩んだりもしました。

吉濱さんは、すべてのお母さんが、母性あふれる「よき母」と言う訳ではない。子育てが苦手なお母さんも実はたくさんいると言います。
発達障害の子どもを育てていくには、愛情の深さよりも、正しい知識や実行力の方が役に立つこともあるのだそうです。
多少愛情が足りなかったとしても、他の部分でその埋め合わせをしていけばいいのだと思ったら、少し気がラクになりました。

発達障害は、治るのか?

以前、何かで「発達障害は脳の不具合から生じているので、治療して治るものではありません。」という言葉を目にしました。
母親にとって、「治らない」っていうのは、ちょっと絶望的な言葉です。

でも、吉濱さんは「発達障害は必ずよくなります」と言い切っています!

発達障害を完全に治すということは非常に困難です。しかし、症状を「ちょっとくせの強い性格かな」というレベルに維持しながら、社会に適応させることは十分に可能です。

吉濱さんのセッションでは

  • 1 マイナスの症状を改善させる
  • 2 プラスの症状を伸ばす
  • 3 才能を見つける
  • 4 才能を伸ばす
  • 5 仕事に就く(成人で、かつ本人が就労を望む場合)

ということを目標にしています。

この本の中で述べられている改善方法も、何か特別なことを行うのではなく、普段の生活習慣を修正していくことでできることがほとんどなので、さっそく我が家でも取り入れてみようと思いました。 

発達障害は、完全に治るものではないけれど、今の状態を改善していくことはできるんだ!という希望を持てただけで、何よりも一歩進めたような気がします。
親として何より心配なのは、将来子どもが社会人として自立していけるのかということ。
娘が自分の力で生きていけるようになるために、才能を見つけて伸ばしていってあげたいと思います。

今の状況に悩んでいて前に進めない・・・なんていう時に、ぜひ読んで欲しいと思う1冊です。