11月13日、色彩検定UC級を受験してきました。
先日合格発表があり、無事に「合格」!!
嬉しい!
色彩検定とは?
色彩検定は、色の基礎や配色技法などが問われる、文部科学省後援の公的資格です。
4つの級(1、2、3、UC級)があります。
ファッション、インテリア、デザインのお仕事に携わる方だけでなく、色にまつわる知識を身につけたい方など幅広い層の方が受験しているようです。学生さんなど、若い方の受験が多いようですね。
合格までの道のり
娘が高校で美術を専攻していて、デザイン系の資格を取得したいなぁというので、「色彩検定」を受けてみようということになりました。
高校生は、3級から受けるのが良さそうです。
実は私、20代の頃に、色彩検定の2級と3級に合格しているんです!
もう○十年も前の話なので、合格証書もどこかに行ってしまったし、内容もほとんど忘れてしまったのですが、2級はけっこう難しくて、必死に勉強した記憶があります。
色彩検定、なつかしいなぁ。
今は「色彩検定協会」というものもあって、ホームページもあるんだ〜。
などと感心してホームページを見ていると、「UC級」が新設されていることを知りました。
UCは「色のユニバーサルデザイン」のことで「色覚の多様性に配慮した、誰もが見やすい色使い」を理解するために設けられた級です。
現在、私はお知らせするためのバッジやキーホルダーを作って、ミンネで販売しています。
周りの方に気付いてもらう、知ってもらうために、「見やすいデザイン、伝わりやすいデザイン」というのを心がけています。
最後には必ず、イラストレーターというソフトで「Ⅰ型色覚」と「Ⅱ型色覚」のカラーモードに変換し、見えにくい部分がないかの確認もしています。
ですが、誰が見てもわかりやすい色使いやデザインって、どういうものなのか、色覚に特性のある方はどういう見え方なのか、「Ⅰ型色覚」と「Ⅱ型色覚」の違いは何なのか、きちんと勉強したことはなく、十分に理解しているとは言えませんでした。
「よし!UC級を受験してみよう!」
試験の日程を確認すると、受験の申し込みの締め切りにはまだ間に合う。
しかし、試験まで約1ヶ月しかない…。
色彩検定の試験は、年に2回あるので、次の6月の試験にしようかな…。
でも、やる気になっている時でないと、モチベーションは続かないんですよね。
ネットで調べてみると、UC級の難易度はそこまで高くなく、テキストをしっかり勉強すれば、1ヶ月で合格できそうです。
ということで、公式テキストと過去問を購入し、受験勉強が始まりました。
ちなみに娘の方は、ちょっと勉強をした時点で、「なんかやる気がでない〜。絶対間に合わない〜」ってことで、次の6月に受験することになりました…(泣)
若い頃ならもう少し覚えも早かったような…
勉強しているとすぐに眠くなってしまうのは、年齢のせいだ…
忙しくてなかなか勉強する時間がない
言い訳はどんどん出てくるけれど(笑)
頑張るしかない。
重要なところを紙に書いてトイレに貼ったり、youtubeの解説動画を聞いたりもしました。
試験当日は、ちょっと緊張。
試験を受けるなんて、何年ぶりだろう!
マークシートの塗りつぶしは、丸型ではなく、数字の上下にカッコがあってカッコ内を塗りつぶす形式
こんな感じ→[ 2 ]
カッコがない部分をはみ出さずに塗るのが、私には難しくてちょっと時間がかかってしまいました。
しかも、マークシートの数字も小さくて、中高年には優しくない…。
UC級なのに、ユニバーサルデザインじゃない!などとブツブツ心でつぶやきながら、必死に問題を解く。
試験時間は1時間でしたが、問題を解いて見直しをして、けっこう終了時間ギリギリまでかかってしまいました…。
受験してみた感想
今まで知らなかったことがたくさんあり、とても勉強になりました。
ファッションやインテリアのような、感性を重視する場合は、ユニバーサルデザイン(カラー)を重視する必要はないのですが、わかりやすく伝える必要があるもののデザインの場合、どの色を使うかというのはとても大切なポイントになります。
「高齢者の色の見え方」という内容もあって、自分自身にこれから起こってくる現象を知っておくという意味でも勉強になりました。
視覚の機能は、加齢とともに徐々に低下していきます。
暗がりで目が慣れるまでに時間がかかるようになったり、光をまぶしく感じるようになったり、色の分別がつきにくくなったりします。
40歳を過ぎると、動体視力が低下したり、老眼が始まったり…。
色の見え方が変わってきたら、今の創作活動を続けていけなくなるのだろうか…と、とても不安になりました。
私はパソコンで作業することも多く、目を酷使しがち…。
ちゃんと目をいたわってあげないといけないし、自分の体の変化も受け入れていかないといけないな…としみじみ思いました。
UC級の勉強方法
テキストを読んで、過去問を解いて、間違えたところを見直してきちんと覚えれば、合格できると思います。
UC級は、2018年に新設された級なので、2018年からの全ての過去問を解くと良いです。
2018年の問題と比べると、年々試験が難しくなってきている気がします。
過去に出なかった分野が少しずつ出題されるようになっていますし…。
私はなかなか勉強する時間が取れなかったので、家事の合間に「聞き流し」勉強をしよう!と、YouTubeで動画を探してみました。
2、3級の動画はいろいろあるのですが、UC級ってほとんどないんですよね。
見つかったのは、「亀工場」というチャンネル。
「フラワー ブルーマー」という謎の亀が、試験のポイントを解説しているのですが、(大変失礼ですが)この亀が気持ち悪い。
ミュータントタートルズのような…。スターウォーズのヨーダのような…。
話し方もゆっくりしていて特徴的で、ちょっとキツいなぁというのが最初の印象。
でも他に動画がないので、仕方なく見てみることにしました。
見た目はかなり怪しいですが、試験に出るところ・出ないところや、絶対に覚えておいた方が良いところなど、ポイントを押さえていて、わかりやすいです。
「おはようございます。こんばんは。フラワーブルーマーです」が日課になり、夕飯の後の洗い物をしながら、毎日動画を見ました。
テキストを読んでいると、眠くなってくるし、なかなか頭に入らなかったりしますが、やはり動画だと理解しやすいです。
数年前に投稿された動画なので、若干内容が古い部分もあるのですが、基本的な部分をだいぶインプットすることができました。
フラワーブルーマーさん、ありがとう!
最後に
先日、合格証書が送られてきました!
けっこう立派で嬉しい。

勉強したことを忘れないように、ミンネでの活動にも生かしていきたいと思います!
コメント