第4部 戦いに勝った!ついに終幕
私たち家族を襲っていた、トコジラミ。
戦いは長期戦になりました。
寝室にしか生息していなかったのに、隣のリビングのカーペットの上を歩いている姿を発見したのです!
クソが~
夫あせる!怒る!(一番多く刺されているからね…)
カーペットは洗濯。リビングの壁やカーテンの裏側などもチェックして、徹底的に掃除機をかけまくりました。
その後何度も気をつけて部屋を確認して見てみましたが、リビングに現れることはありませんでした。
とりあえず、ホッ。
おそらく、和室で寝ていた夫にくっついて、たまたま移動してきたのではないかと思われます。
こうやって、人や物にくっついて移動することで、トコジラミたちは活動範囲を広げて行くんだろうなぁ。
しかし、このままでは本当にトコジラミが他の部屋まで広がって繁殖していく可能性は高い!
なんとかしなければ…。
やはり、専門の業者さんに駆除してもらうのが一番なのだろうか。
しかし、すでに一度高いお金を払った我が家にとって、また数万円の出費は痛い…。
家族会議です。
そして、夫が出した結論
自分たちでなんとかする!
なんとかするって、どうするんだよ~??
夫計画
① 和室で、もう一度、アースレッド(くん煙タイプ)を焚く。
② 畳を天日干しする。
③ ハエ取りシートで最後の1匹まで捕獲しつくす!
① 和室で、もう一度、アースレッド(くん煙タイプ)を焚く。
② 畳を天日干しする。
③ ハエ取りシートで最後の1匹まで捕獲しつくす!
結局、自分たちでできることって、これくらいなんですよね。
これでダメだったら、もう一度業者さんにお願いしようということになりました。
手がつけられないほどに増殖していたならば、自分たちでの駆除は諦めますが、確実に数は減ってきています。
① まずは、アースレッドだ!
和室の畳を全て外し、部屋の中に立てかけて置いた状態で、アースレッドを焚きました。
もちろん、押入れの戸は全開にしておきます。
リビングとの境界の障子の戸には、リビング側からビニールを貼ってぴっちり密閉状態にしました。
ちなみに、アースレッドにもいろいろ種類があります。
前回は、「ダニ・ノミ用」を使ってしまいましたが、今回は「ダニ、ノミ、ゴキブリ、ナンキン虫」に対応しているものを選びました!
(アースレッドでなくても、バルサンでも良かったのですが…。近所のお店では、アースレッドしか売っていなかったというだけの話なのです。)
② そして、畳を天日干し!
アースレッド後、畳は全て外に運び出して、天日干し。
その間、徹底的に部屋に掃除機をかけました。さらに取り込んだ後の畳にも、掃除機をかけます。
③ 最後はやっぱり、ハエ取りシートを貼る!
その夜はもちろん、夫が一人で和室に寝ます。
まだ完全に退治できたという保証はないので、布団の回りにハエ取りシートを貼り付けます。
どんなに小さな幼虫も絶対に布団までたどり着かせない!
隙間なくシートを並べ、畳にぴっちりと貼り付けるという職人技。
このハエ取りシートは非常にすぐれものですね。
トコジラミ以外にも、蚊だのクモだの、いろんな虫を捕獲してくれます。
その夜、トコジラミ は現れたのか?
アースレッドを焚いて、畳を天日干しして、掃除機をかけまくったにもかかわらず、翌朝、布団の回りのハエ取りシートに、トコジラミが1匹くっついていました。
まだ生きていたのか〜
やはり、奥の方に潜んでいると、完全に退治するのは難しいのかも…。
確実に減ってはいるものの、ゼロまでの道のりは遠い。
しかし、それ以降も、夫は和室で寝続けました。
朝起きると、シートに1匹くっついている!という日が何日か続きましたが…。
とうとうトコジラミ ゼロの日がやってきたのです!
今日は1匹もくっついていない!
でも、まだ安心はできません!
引き続きシートで囲まれた布団で寝続ける夫。
1週間ほどトコジラミがくっついていない日が続いたので、ハエ取りシートを撤去することにしました。
シートなしで寝るって、やっぱり怖いなぁ
1週間出なかったんだから、もう大丈夫だって!
他人事だよね…
さて、ハエ取りシートを使わずに寝るようになってから1週間が経ちました。
なんと、その間、夫は一度もトコジラミ に刺されていません!
これは…。
「いなくなったと言っていいのでは???」
最初に娘が刺されてから、3か月が経過しました。
そして、ようやくトコジラミを退治できたようです!
今までに捕獲したトコジラミは、幼虫・成虫合わせておそらく50~60匹くらいではないかと思います。おそらく何匹かは卵を産んで増殖していたに違いありません。
業者さんはダニ・ノミ用の殺虫剤を3回散布しましたが、完全に死滅させることはできませんでした。
ですが、次第に数は減っていったのだから、効き目はあったのだと思います。
効き目はあっても、奥の方に逃げたり隠れたりして、殺虫剤を免れたものが生き残ってしまったのでしょう…。
自分たちでアースレッドを焚いたり、掃除機をかけたりしたことでも、多少は数を減らせたのかもしれません。卵や幼虫は、ほとんど見えないくらいに小さいですから、掃除機で吸い取るのが一番効果的だと思います。もちろん、掃除機パックはこまめに変えないといけません。
そして、何よりも役に立ったのが、ダイソーの「ハエ取りシート」でした!
最近はダイソーで見かけなくなりました。
季節商品で夏の時期にしか販売していないのかな?
いや、私が買い占めたせいで、在庫がなくなってしまったのか?!
これがなかったら、終わっていなかったかもしれない…。
とにかく感謝!!
ちなみに、セリアでもハエ取りシートを売っていましたが、両面粘着タイプで、確か3枚しか入っていませんでした。キャンドゥも3枚入りだったような…。
トコジラミ捕獲に関しては、片面・5枚入りがベストです。
あ、それともうひとつ!効果があったと思われるものがあります!
息子が書いて、壁に貼っておいた「トコジラミへのお願い」

ずいぶん丁寧にお願いするんだね
だって、えらそうに言ったり、命令したら、トコジラミが怒って帰らないでしょ?
おっしゃるとおり…。もしかしたら、これを見て出て行ったトコジラミもいるかもしれない?!
結果・まとめ
結果的に良かったこと
部屋と布団がとてもきれいになった!
最初はダニの仕業だと思っていたので、とにかく部屋を掃除したり、寝具やカーペット類を洗濯しまくったからです。
残念なこと
とにかくお金がかかった…。
業者さんに頼んだ駆除代が高額だったのはもちろんですが、布団をクリーニングに出したり、新しい寝具を買ったり、ダニシート・ダニスプレー、アースレッド等いろんな買い物をしました。
そして、洗濯しまくったために、水道料金の請求額にもびっくり…。
学んだこと
◉刺された痕から、何に刺されたのかを判断するのは難しい。
ネットで、刺された痕の画像を検索してみても、ダニ・ノミ・トコジラミもどれも同じような腫れ方で、区別がつきません。
私が受診した皮膚科の先生もわからなかったのですから。
◉とりあえず、部屋のすみずみを調べてみた方がいい。
トコジラミは夜行性ですが、朝起きてすぐの時間は、まだ隠れていないときがあります。
布団にくっついていたり、柱や壁にくっついていることもあるので、朝のうちに布団や部屋の隅々をチェックしてみると、見つけることができるかもしれません。
夫のように、自分にくっついているのに気付かずに、別の部屋に運んでしまうこともあるので、注意が必要です。
◉虫を捕まえることができたら、よく観察すべし。
ダニなのか、ノミなのか、トコジラミなのか。あらゆる吸血生物を調べて、画像と見比べてみた方がいいです。
トコジラミの幼虫は、小さいうちはダニと見間違えることもあるので、要注意!
幼虫5齢期全ての写真が載っているサイトがありますので、参考にしてみてください。
厚生労働省ホームページより
◉害虫駆除の業者は、よく検討して選ぶべし。
トコジラミの駆除は、資格を持っていないとできないようです。
薬剤に耐性を持つ「スーパーナンキン虫」に進化しているものもいるので、トコジラミ駆除の実績があるところを選ぶのがいいと思います。
◉早めに皮膚科を受診する。
トコジラミに刺された時のかゆさは、半端ないです。
大人でさえ我慢できないほどなので、子供が刺されると本当にかわいそうだし、掻きむしってしまいます。刺された痕もなかなか消えず、思春期の娘は、暑くてもずっと肌を隠すような服を着ていました。
もはやここまでかゆいと、市販の薬だろうが皮膚科で出してもらった薬だろうが、何を塗ってもおさまらないんですけど…。
でも、子どもは掻き壊してしまうと大変なので、早めに受診した方がいいと思います。
ちなみに、私が受診した皮膚科の先生が「ダニのしわざ」と言ったために、我が家は間違った方向に進んでいってしまったわけです。皮膚科の先生が絶対に正しいということもないかも…。でも、業者さんに駆除をお願いするきっかけになったので、よしとしましょう。
◉就寝中に刺されるのなら、とりあえず別の部屋で寝るようにする。
就寝中だけ刺されるとしたら、間違いなくその部屋が生息場所です。
別の部屋で寝れば、とりあえず刺されなくはなるはずです。しかし、布団を移動する時に虫も一緒に運んでしまわないように、洗濯したり、クリーニングに出してからにするなど、注意が必要です。
以上、長い長いトコジラミ 格闘記。終了です!
いや〜。本当に長かったな…。
嬉しい!
本当に嬉しい!
その後、我が家にトコジラミはいっさい発生していません。
コメント
コメント一覧 (1)
気になります。
decopan
が
しました